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ラッピーを狩る男のマイシップ

rappyhunt.exblog.jp

PSO2のシップ6で「ラッピーを狩る男」を自称している者のブログデス。

サンタからのプレゼント

エミリアはラピ子の事を心配しながらも、クリスマスパーティーの準備を進めていた。
そしてその日の夕方。

ピンポーン
エミリア「はいは~い、いらっしゃーい!」
ルミア「今晩は、今夜はお招きに預かり有難うございます」
ユート「お~エミリアー!それとハンターの兄貴!呼ばれてやってきたぞ!もうお腹ペコペコだぞ」
狩る男「はっは、よく来たいらっしゃい。ルミア、そんなにかしこまらなくていいぞ、もっと気楽にな。ユート、お前は少し遠慮しろ」
ル「そうさせていただきます。あれ?クラウチおじさまは?それにラピ子ちゃんも居ないみたいですけど」
エ「あーお父さんはね…まあちょっと今夜は別のとこかな。ラピ子も…まあ似た感じかな」
ル「そう…ラピ子ちゃんに会えないのは残念ね」
エ「それよりお兄さんは今日は来ないの?」
ル「え!おにい…兄は今日はデートだそうです。…はぁ」
エ「あら~ルミアさんはちょっとご不満のようですね。実は彼氏とデートのハズだったりして、くけけ」
ル「兄はそんな二股かけるような人じゃありません!」
エ「へ?えっとルミアの事…言ったんだけど?」
ル「あ!いえ何でも無いの気にしないで」
エ「?」
狩「まあ何だ…。今夜はラピ子が居ないから、普段食えない鳥料理をたっぷり喰えるし、クラウチも居ないからちょっとだけ羽目を外しても構わんぞ。たとえばそうだな…酒とか」
エ「ち、ちょっと!今日はアンタが一応の保護者代わりなのに、そんなこと言っていいわけ?」
狩「まあ気にするな。俺がお前らくらいの時は浴びるように飲んでたぞ?」
エ「浴びるって…一体どんな環境なのよ…」
狩「それはそうと、ユートがもう待ちきれなくなってるみたいだな。そろそろ始めるか」
エ「はいはいわかりました。あ~ユート!まだ料理に手を出しちゃ駄目よ!」

そんなこんなで、エミリア達がクリスマスパーティーを始めているその頃、ラピ子は…。
ラピ子「は~お腹が空いたきゅ。今頃は皆美味しい物を一杯食べているきゅね…ぎゅぎゅ」
ぐぎゅるるるる…。
ラ「考えただけでお腹が空いてきたきゅ。は~今夜は野宿だきゅ」
トコトコと、あてもなく彷徨い歩くラピ子。
まわりはすっかり暗くなり、人の通りも無い。
そしていつのまにか公園へとたどりついていた。
ラ「ここが良さそうきゅ」
公園の中央には、ラッピー・グッグを形どった巨大な滑り台が設置してある。
ラ「あの中なら恐い動物もやってこれないきゅ」
ラピ子は走って勢い良くジャンプして羽ばたき、そのまま滑り台の頭部へと潜り込む。
ラ「ふう、今夜はここで寝るきゅ」
ふと、奥に先客が居る事に気付くラピ子。
ラ「だ、誰だきゅ?」
???「ほほう、こんな所で同胞と会うとは珍しいの」
暗闇から出てきたのは、一匹のラッピーだった…だが。
体が赤と白に塗り分けられ、頭から帽子を被っている。
どこからどう見ても…。
ラ「も、もしかして、サンタさんきゅ?」
サンタ?ラッピー「うむ?ほほ、まあこんな格好をしておるが、わしは普通のラッピーじゃよ」
ラ「なんでそんな格好してるのきゅ?」
サ「ほっほ、おじょうちゃんは知らないかもしれんが、わしらラッピーはこの時期突然変異で羽が生え変わる事があるのじゃよ。そしてこの様に生え変わった者は人里へ降りて行き、人々に幸せを振りまくのが決まりなのじゃ」
ラ「そんな話、初めて聞いたきゅ。それに、その幸せを振りまくラッピーが何でコロニーに居るんだきゅ?」
サ「ほっほ、コロニーまで幸せを振りまきに来た…と言いたいとこじゃが、正直なところ、心無い人間に捕まってしまっての。見世物にされそうだったのを何とか逃げて来たんじゃよ」
ラ「幸せを振りまくのも命懸けきゅね」
サ「まあの。見世物にされるだけなら良いが、この時期は一歩間違えればローストチキン直行だからの。ところで、おじょうちゃんこそ何でこんなところにおるのかの?」
ラピ子は今までの経緯を話した。
ラ「…というわけなんだきゅ。ひどいと思わないきゅ?」
サ「ふうむ、あのラッピーの天敵と同居していて、いままで生きていられた事自体奇跡じゃの。まあそれは置いておくが、その養い主はとても優しい人間じゃの」
ラ「そうきゅ。エミリアはとても優しいきゅ…でも…」
サ「今は信じられないかの?」
ラ「わからないきゅ。エミリアは何も言ってくれなかったきゅ」
サ「それはおじょうちゃんの事を思っての事であろう。傷つけたく無かったのじゃよ」
ラ「でも…きゅ」
サ「そのエミリアとは、その後話し合おうとしてみたかの?他の動物は態度でしか気持ちを伝えることが出来ないが、おじょうちゃんは違う。ラッピーの中でも言葉を話せる者は極まれだしの。せっかく覚えた言葉じゃ、使わなければ損であろう?」
ラ「そうかもしれないきゅが…」
サ「あの天敵に今まで狩られないで居たのは、間違いなく言葉の力じゃろうて。ならばその力で、エミリアとやらと絆を取り戻すのは簡単ではないかの?まずは気持ちを全部伝える事じゃよ」
ラ「……きゅ」
サ「さて、せっかくのクリスマスイブじゃ。ちょっと早いがおじょうちゃんにはプレゼントを渡そうかの」
ラ「え?そんなものがあるのきゅ?」
サ「ほっほっほ、まあの。本来なら、わしらを見つけた者に渡す物なんじゃがの」
サンタのラッピーは、頭の帽子より小さな箱を取り出し、ラピ子にそっと手渡した。
サ「メリークリスマスじゃ、おじょうちゃん」
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by Rappy_Hunter | 2010-12-25 17:08 | ラッピーを狩る男