ブログトップ

ラッピーを狩る男のマイシップ

rappyhunt.exblog.jp

PSO2のシップ6で「ラッピーを狩る男」を自称している者のブログデス。

アニメ版ラッピーを狩る男 プロローグ3

続き…これが最後です。




エミリア(以下エ)「きゃ!な、何よ今の音」
突然の物凄い爆音!
自宅からそう遠く無い場所のような気がする。
林の方から?

あの子…喋るラッピー・パラルのラピ子が、家に住み着いてから一ケ月。
最初こそ気味の悪い感じがしたものの、慣れれば年の離れた小さな妹が出来たようなものね。
クラウチ父さんは一番すんなり馴染んだような気がする。
娘がもうひとり増えたようだと喜んでいたなあ。

おっと話が逸れた。
今日は休日だし、あの物騒な音も気になるし、ちょっと様子をみてこようか。
エ「ラピ子~ちょっと外に出るけど一緒に行く?」
ラピ子(以下ラ)「いくいくいく~きゅきゅきゅきゅ!またヌイグルミのフリをすればいいのきゅ?」
エ「うんまあそうなんだけど、林のある方だから、あまり人には会わないかもね」
ラ「じゃあ人が来たらヌイグルミのフリをするきゅ!」

そしてラピ子を連れて、爆音のした林の方へと向かう。
結局途中誰にも会うことは無かった。
エ「野次馬くらい居るかな?と思ったんだけど…誰も居ないわね」
辺りは焦げ臭い臭いで充満しており、煙で全く先が見えない。
エ「あの爆音…というかこれは爆発ね。爆発の中心はもっと先のようなんだけど…」
ラ「なんだか恐いきゅ」
ラピ子の言う通り、何だか不気味な雰囲気がただよっている。
それに何だかこれ以上先に行くのは危険な気がする。
何もわざわざ危険な場所に行くことも無いしね。
エ「う~ん、もどろっか」
結局特に大した収穫も無く家路に向かうことになる。
少し離れてから、サイレンの音や人々のざわめきが聞こえてくる。
ようやく野次馬が集まってきたのか。
家に着く前になって、空から大粒の雨が降ってきた。
エ「え?今日雨の予定なんて無いハズなんだけど、ひぇ~」
雨は容赦無く降ってくる。
このままでは家に着く前にずぶ濡れになってしまう。
エ「あ~もうしょうがないなぁ。ラピ子、悪いんだけど抱っこするけどいい?」
ラ「きゅ?別に構わないきゅきゅ」
すぐにラピ子を抱き上げて、フォトンシールドをオン。出力を頭上最大にする。
こうすることで傘の替わりになり、雨に濡れる事は無い。
ただ問題は時間が長持ちしないこと、広範囲には広がらないことかな。
まあどんなに便利な世の中になっても、結局雨に傘は必須って事。
雨はついにどしゃ降りとなり、ほとんど前が見えないような状態になってきた。
エ「ひえ~、こんなことなら外に出なければよかったよ…ん?」
道の少し先に、来る時には無かった大きな物体が横たわっている。
まだ夜では無いのだけど、雨のせいで周りが暗く、なんだかよく分からない。
近づいてみると…人?
よく見ると倒れている男の人だ。
上半身が筋骨隆々としていて、裸のように見える。全身泥だらけで、俯せに倒れている。
エ「なんでこんなところに人が倒れてるのよ…。あ、あのー大丈夫ですか?まさか死んでたりしませんよね?」
男「う…ぅうう…ピー…」
エ「ピー?」
何やら呟いているようだけど、どうやら生きてはいるようだ。
ラ「な、なんだか嫌な予感がするっピよ…全身鳥肌きゅ」
ラピ子は何故だか妙に嫌がっている。
エ「とりあえずすぐ近くが自宅なので、お父さんを呼んで来ますね。」
ラ「それなら自分が行ってくるきゅ」
ストンと男の目の前に下りるラピ子。
すると突然男から右腕が伸び、ラピ子の足を掴んだ!
ラ「うきゅう!いきなり何するっピよ!」
男「この触り心地…貴様ラッピーだな…」
男は俯せになったまま、こちらも見ずに喋っている。
よく見ると顔に黒い仮面を付けているようだ。
ラ「ラッピーじゃ悪いきゅ?喋るのが変きゅ?」
じたばた暴れるラピ子。
だが男はしっかりと掴んで離さない。
男「いや、悪くは無い。むしろウェルカムだ!」
ラ「何を言ってるんだきゅ?意味不明きゅきゅ」
男「そうだな、まずはとりあえず…貴様の手羽先を貰おうか!」
ガバァッ!!!
突然起き上がる男…いや大男。
こちらはしゃがんでいたので、危うく後ろに引っ繰り返りそうになる。
エ「ち、ちょっと、いきなり立ち上がらないで下さ…」
…と、男の真正面姿を初めて見る。
正確には男の腰あたりなんだけど…。
エ「へ?」
この大男、よく見ると上だけじゃなく下まで裸だ!
全身泥だらけで分からないだけだった!
しかも下に何か穿いてるのかと思いきや……何も…着けて無い!
えーと…、つまりあたしが目の前で見ているのは…思考停止。
エ「ぎ!ぎゃぁああああ!!へ、ヘンタィイ!!!」
握り拳で思いっきり男の腹を殴り飛ばす。勿論前は見ないで。
ラッピーを狩る男(以下狩)「ぐふぉおっ!い、いいパンチだ!ついでにイイしまぱんだ!」
エ「しま…人のパンツを勝手に見るなこのヘンタイ!」
狩「はっはっは、スマンかったなお嬢さん。だがラッピーの提供には感謝する。これでまだしばらくは戦える」
ラピ子は調理前のチキンのように、足を掴まれて逆さに持ち上げられている。
さっきので目を回してしまったようで、ぐったりとしている。
狩「ほほう、ちょっと小柄だが丸々と太って美味そうなラッピーだな!」
エ「ちょっと!ラピ子をどうする気?」
狩「どうするも何も…今から喰うんだが?」
エ「だ、駄目ー!!ラピ子は私の友達なのよ!っていうかいきなり食べるとか何考えてるのよ!」
狩「うん?この食料と友達だって?はっはっはっ悪い冗談だなお嬢ちゃん。こいつらはただのケダモノだぞ、ありえんだろ」
いきなり全否定!しかも微妙に馬鹿にされている気がする。
エ「確かにラッピーのお肉は美味しいと思うけど、それとこれとは話が別よ!いいから返しなさ……ひぃ!」
ラピ子を取り返そうとして前を見たのがいけなかった…。
この大男、さっきまで全身泥だらけでよく分からない状態だったのに、大雨のせいで全部綺麗さっぱり泥が流されてた…。
狩「どうした?しかし凄い雨だな…。あれ?そういえばフンドシはどこいったんだ?」
…ああ…夢に出てきそうだ。
エ「い、…いいかげんにしろー!この全裸男!!」
思わずバーントラップを投げ付ける。
狩「ぐわぁ!!」
ラ「熱いきゅ!ヤキトリきゅきゅ!!」
あ、しまったラピ子も居たんだっけ。

その後ラピ子を取り返して、お父さんを呼んできて何とかこのヘンタイ男を家まで運び込んだ。
雨のせいで威力は弱くなってたとはいえ、無防備(しかも全裸)な人にトラップを使ったのは失敗だったなあ。
ラピ子はたいした火傷も無かったけど、大男の方は全身真っ黒になって気絶していたし。
お父さんには「この爆弾娘が!」とか言われてこっぴどく怒られたけど、幸いなことに大男の方は驚異的な回復力で、ほとんどが治癒してしまったみたい。
この人一体何者なのかしら?
父さんには怪我が完全に治るまで責任もって看病しろと言われたけど…。
狩「すまんな、迷惑をかけて」
ベッドで上半身起きたままの大男が、こちらを見る。
相変わらずマスクをしたままだ。
どうやら何か理由があってこのマスクは外せないらしい。
エ「ま、まあ無防備の人にトラップを使って怪我させちゃったしね…半分はあんたが悪い気もするけど」
私といえば、ベッドの横でヒョウタン形の果物をナイフで剥いている。
男が好きそうなラッピーの形にカットしてみた。
狩「ほう、見事なラッピー形だな」
エ「ふふ…これ得意なのよ…はいどうぞ」
狩「ありがとう…あ~ところであの時の裸の件だがな…」
ラッピーを頭から丸かじりしながら男が話す。
エ「もういいって、その事は思い出したく無い」
狩「そうもイカン。なりたくて全裸だったわけでは無いのでね。穿いてたフンドシがどこかに行ってしまったんだが見なかったか?」
エ「フンドシ?いえ、そんなのは見かけなかったけど…っていうか何故フンドシ?」
狩「う~む、それは困ったな。アレはナノトランサー付きで私物が全部入ってるんだがな」
エ「まあしばらくはここに居ていいからさ。服なら父さんのを貸してあげるし、後で一緒に探してみましょ?」
狩「何からなにまですまないな。この礼は必ず」
エ「いや、お礼とかいいから…ラピ子さえ食べなければね」
狩「う~む、アイツを喰えないのは残念だが致し方ないか」
エ「まだ言うか…。そういえばさ、あんたの名前なんて言うの?すっかり聞くの忘れてたわ。私はエミリア、リトルウィング学園の学生よ」
狩「俺か?俺の名はHero-X68k、ラッピーハンターだ。人は俺のことを『ラッピーを狩る男』と呼ぶ」
[PR]
by rappy_hunter | 2010-11-11 19:25 | ラッピーを狩る男