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ラッピーを狩る男のマイシップ

rappyhunt.exblog.jp

PSO2のシップ6で「ラッピーを狩る男」を自称している者のブログデス。

アニメ版ラッピーを狩る男 プロローグ2

続きです。




あの日は午後からどしゃぶりの雨だった。
え?コロニーなのに雨が降るのはおかしい?
コロニーだって雨は降るよ。
ただ決まった日の決まった時間にね。
でもその日の雨は違った。
全く予定に無い雨だった。
なんでこんな日に外出したんだろ?
後で激しく後悔することになるのに…。

ガルス博士(以下ガ)「はっはっは…これまでのようですね、Hero-X68kくん…いや、ラッピーを狩る男。今まで散々手を焼かされてきましたが、それも今日で終わりです」
ラッピーを狩る男(以下狩)「それはどうかな?博士。俺は今までもどんなピンチをも切り抜けて来た。この程度のダメージなど大したこと…」
ガ「そ~でしたなあ!伝説の男ジェイソンにも全く引けをとらない生命力!殺しても復活する…まさに人外でしたな!」
狩「…いやさすがにそこまでは」
ガ「だがしかし!その驚異の生命力があっても…こいつには勝てんじゃろうて」
カシャン…カシャン。
博士の後ろより一体のキャストが現われる。
見慣れない新型のキャスト。
狩「こ…このキャストはまさか…」
ガ「そう…見ての通り君自身…コピーキャストじゃよ」
狩「博士!貴様悪魔にまで魂を売ったか!」
ガ「ふん…何とでも言うがいい。お前を抹殺する為ならば、悪魔に魂を売るなど造作も無い簡単なことじゃ」
狩「まさかここまでの覚悟とはな。政府に知られればタダでは済まん…下手をすれば死刑になるぞ!」
ガ「そんなのはどうでもいいんじゃ!!貴様だけは許せんのじゃ…それにたとえバレても身を隠す用意は出来ておるのでな」
狩「なに?」
ガ「おっとお喋りはここまでじゃ。殺れ!ラッピーハンター・ハンター、略してRHH!相討ちでも構わん!確実に狩るのじゃ!」
RHH(以下R)「イエス、マイマスター。確実に狩りマス」
ズゥオオオ!!
いきなり高速で迫るRHH!
応戦する狩る男!ツインブレイズを構える。
狩「ち、面倒だ、一気にカタをつける!トルネード…」
R「それは予想済みデス!」
ガキーン!!
全く同じタイミングで同じ技を繰り出すRHH。
狩「ぐああ!!」
両者弾き飛ばされ、合わせ鏡のように同じポーズで膝を着く。
狩「なん…だと…」
一瞬で悟る狩る男。こいつには負けることはないだろう…だが勝てないかもしれない…。
ガ「くくく…悟ったようじゃの。お前はコイツには絶対に勝てん!何せ貴様の行動パターン全てをコピーした、疲れ知らずのキャストじゃからな」
狩「く…ならばコイツはどうだ?キャストには真似出来まい!クロスアウツ!!」
バリバリバリ…バーン!!
全身の筋肉が盛り上がると服が弾け飛び、赤いフンドシのみの姿になる狩る男。
そしてどこからか取り出した何かの固形物を口に含む。
とたんに全身が黒ずみ、周囲より発生した黒い霧(闇のオーラ)が全身を包み込む。
狩「ぐ…グルルルルルゥ…ガウア!」
狂気の表情となる狩る男。バーサーカーモードだ。
バーサーカーモードは、今現在の狩る男の最終奥義。ただこれを使うと周りの人物全てに被害が出てしまうので、滅多に使うことは無い。
R「ピピッ!バーサーカーモードの発動を確認。これより排除シマス」
狩「うぉぽぉおおおおお!!!」
雄叫びをあげ、目を赤く光らせ超高速で移動する狩る男。
RHHの周囲を回り狂う様はまるで狩りをする野性の動物のようだ。
右手にロンギヌスを持ち、じりじりと間を詰めてくる。
そして…。
狩「ぽあっ!!!」
ボッ!という鋭い音とともに、ロンギヌスがRHHの背中に突き刺さる。
狩った!っと思われた瞬間ソレは起こった。
狩る男の闇のオーラが、突き刺さったロンギヌスから急激に抜けているのだ。
R「波動キャンセラー発動中デス。あと一分で排除完了シマス」
狩「ぐ…うわぁあああああ。ち…ちからが…抜ける」
ガ「どうじゃ?RHHのこの性能、この威力!貴様を狩る為だけに特化したキャストじゃからな。もう二度と同じモノは造れんが…貴様さえ居なくなれば必要無いからの」
狩「こ…このままでは」
焦燥の色が濃くなる狩る男。
急激に力が抜け、ついには膝を着いてしまう。
???「アキラメテハ、イケマセーン!」
もう駄目かと思ったその時、突然背後からRHHに何者かが体当たりしてきた!
ガキーン!ギャリギャリ!!
無理矢理に引き剥がされる狩る男。
狩「お、お前はRDX-00!今までどこに行ってたんだ…というかその姿はどうしたんだ!」
傷だらけでボロボロの姿のキャストが、ガッチリとRHHを後ろからはがい締めにしている。
RDX-00…元もとはガルス博士が開発した、ラッピーを守る為のマシナリー(ラッピーディフェンサーX-00試作機)。
一見キャストに見えるが中身はマシナリーだ。
だが自我が目覚め、狩る男との戦いを経て、仲間になる。
今では共にラッピーを狩ったりしていたのだが、数日前から行方不明になっていた。
RDX-00(以下00)「オソクナッテスミマセン!コイツニヤラレテ、オソクナリマシタ」
ガ「裏切り者のガラクタマシナリーが、ま~だ生きておったか!ええいRHHよ、まとめて狩るのじゃ」
R「イエス、マイマスター!」
00「オット、ソウハイキマセン!アナタハココデ、ワタシトホロブノデス」
急に00の全身が赤くなり始める。
ガ「むう、貴様まさか動力を暴走させたのか。自爆するつもりか!」
00「ソノトウリデス、ハカセ」
狩「やめるんだ00!そこまでやらなくても今は逃げればいい。早くそいつから離れるんだ!」
00「ザンネンデスガ、ソレハデキマセン。マエノタタカイデ、ワタシハチメイテキナダメージヲ、ウケテイマス。オソラク、シュウリモ、フカノウデショウ」
更に体が高熱で赤くなる。
はがい締めしているRHHまで熱で表面が溶け始めている。
00「ハヤク、ココカラ、ニゲテクダサイ!モウスグバクハツシマス。モシカスルト、コロニーニ、アナガアクカモ、シレマセン」
狩「だ、だがしかし…」
00「コレデイイノデス。アナタトノ、ラッピーハントハ、タノシカッタ……サヨナラデス」
光を放ち始める00!
その光に紛れて狩る男は逃走を始める。
狩「スマン、RDX-00…お前の事は絶対に忘れない!」
ガ「おのれ~!あと一歩の所で!!」
辺りはまばゆい光に包まれ、一瞬光が止んだと思いきや、もの凄い轟音で爆発が起こる。

ドガガガガ!ドゴーン!!

爆発は幸いな事に、コロニー外壁までは届かなかった。
これは後で聞いた話だけど、爆発の影響で気象システムが故障、一週間ものどしゃぶりの雨が続いたんだって。
それってまるで、その悲しいマシナリー・キャストの涙のよう…だよね。
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by rappy_hunter | 2010-11-11 19:23 | ラッピーを狩る男